高性能フッ素モリセイNEXUSシリーズ | Oリングメーカーのモリセイ

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高性能フッ素モリセイNEXUSシリーズMATERIAL

NEXUSとは

近年、お客様の使用用途が以前にも増して温度、薬品が過酷になり、一般材のNBR、EPDM、CR、VMQ、FKM(JIS 4種D)等では対応できない場合が多々あります。
しかし、パーフロではオーバースペックであり、高価であります。そのため、一般材とパーフロを繋ぐ新しい高機能材各種をモリセイNEXUSシリーズとして上市することにいたしました。

NEXUSシリーズの位置付け

NEXUSシリーズの位置付け
NEXUS製品ラインナップ

NEXUS-217

特徴

汎用の2元系フッ素ゴム(JIS B 2401-1 FKM-70)に比べ耐薬品性が向上。特に無機酸類に強く、水溶液系の薬品類に好適。
2元系フッ素ゴムでは使用不可だったスチーム、熱水等に使用可能。
抽出が少なく、食品用途に使用可能(食品衛生法に適合)。

耐熱水性(試験条件:120℃ 250時間)

耐熱水性(試験条件:120℃ 250時間)

耐燃料油性(試験条件:常温 250時間)

耐燃料油性(試験条件:常温 250時間)

耐塩酸性(試験条件:常温 800時間)

耐塩酸性(試験条件:常温 800時間)

分子構造

※3元系フッ素ゴムの方がフッ素濃度が高く、より分子が安定している。

分子構造

※当資料に記載したデータは実測値の一例です。

NEXUS-403

特徴

汎用の2元系フッ素ゴム(JIS B 2401-1 FKM-70)に比べ耐摩耗性、非粘着性が向上。
ゲートバルブ等の開閉部や、摺動面に適している材質。
ポリマーは3元系フッ素ゴムのため、耐薬品性、耐熱性等はMK217と同等。
金属酸化物を配合していないため、金属汚染性が非常に少ない。

テーパー磨耗試験

テーパー磨耗試験
JIS K6264 テーパー磨耗試験 解説

テーパー磨耗試験(左図)を用いる。
試験装置は試験片を取り付ける回転円盤、試験片を磨耗させる一対の研磨といし、試験片に研磨といしを圧着するためのおもり、試験片の磨耗クズを吸い取る吸引装置などからなる。

【試験条件】
  • 試料 :2mmtシート
  • 回転数:1rpm、1,000回
  • 荷重:1kgf×2個
  • 磨耗輪:HS22(といし)
  • 温度:25度

※当資料に記載したデータは実測値の一例です。

JIS K6264 テーパー磨耗試験 解説

NEXUS-708

特徴

汎用の2元系フッ素ゴム(JIS B 2401-1 FKM-70)では使用できなかったアルカリ類、アミン系に使用可能。

耐無機酸性(硝酸 常温×750時間)

耐無機酸性(硝酸 常温×750時間)

耐アルカリ性(20%水酸化ナトリウム溶液 常温×750時間)

耐アルカリ性(20%水酸化ナトリウム溶液 常温×750時間)

耐アミン性(エチレンジアミン 常温×750時間)

耐アミン性(エチレンジアミン 常温×750時間)

FKM:アミンによる脱HF反応

FKM:アミンによる脱HF反応

※当資料に記載したデータは実測値の一例です。

NEXUS-HT

特徴

汎用の2元系フッ素ゴム(JIS B 2401-1 FKM-70)よりもさらに耐熱性を向上。
約250度での使用も可能。
耐油性、耐薬品性、強度はFKM-70とほぼ同じ。

圧縮永久歪み率 各社比較(P-26 Oリング 25%圧縮)

圧縮永久歪み率 各社比較(P-26 Oリング 25%圧縮)

圧縮永久歪み率 経時変化(250℃×70時間 25%圧縮 テストピス)

圧縮永久歪み率 経時変化(250℃×70時間 25%圧縮 テストピス)

※当資料に記載したデータは実測値の一例です。

NEXUS-LT

特徴

低温性が優れたフッ素ゴム(約-30℃まで使用可能)。
耐油性、耐薬品性はJIS B 2401-1 FKM-70とほぼ同じ。
ただし、耐熱性はFKM-70に比べて若干劣り、最高使用温度は200℃。

NEXUS-LTの低温性(低温ねじり試験)

NEXUS-LTの低温性(低温ねじり試験)
JIS K 6261 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの低温試験方法(低温ねじり試験)

ゴム試験片に針金を取り付け、針金に180°の回転を加え、その力によってゴムがどのくらいねじれるかを測定する。ゴムは極低温においてはガラス状になり、変形角度が小さくなる。

耐燃料油性(常温×250時間)

耐燃料油性(常温×250時間)

耐油試験 ASTM No.1油(175℃×70時間)

耐油試験 ASTM No.1油(175℃×70時間)

耐油試験 IRM 903油(175℃×70時間)

耐油試験 IRM 903油(175℃×70時間)

※当資料に記載したデータは実測値の一例です。

NEXUS-EC

特徴

電気抵抗が低く、静電気が溜まりにくい(帯電防止)。
フッ素系ノンオイル材料であり、シリコンは含まれておりません。

電気抵抗が低い

NEXUS-ECは、他のフッ素系材料に比べて電気抵抗が低く、静電気が溜まりません。
(一般に109Ω・cm以下ならば静電気はたまらないと言われております)

表を見る

  体積抵抗率
NEXUS-EC 6×105Ω・cm(印加0.5V、測定1分後)
NEXUS-217 5×1014Ω・cm(印加500V、測定1分後)
NEXUS-LT 1×1013Ω・cm(印加500V、測定1分後)
4種D材 3×1014Ω・cm(印加500V、測定1分後)

※ JIS K6271:2001準拠
※ NEXUS-ECと他材で印加電圧が異なるのは、ECでは電流が過大となり、他材では逆に過小となって、装置上、同一条件では測定できないため。

電気の通りやすさ・比較

電気の通りやすさ・比較

使用上の注意

NEXUS-ECの標準硬度は80°です。他材より硬度が高いので、ご注意願います。
NEXUS-ECは、適切な種類のカーボンブラックを適正量配合することで、ゴムとしての柔軟性を維持しつつ、電気抵抗の低下を図りました。あくまで帯電防止(静電気防止)の目的にお使いください。過大な電流が流れますと、発熱し火災の原因となりますので、ご注意願います。

物性・材料特性

一覧を見る

試験項目 単位 NEXUS
EC
FKM-70
  推奨使用温度 200~-20℃ 220~-15℃
常態 タイプA
デュロメータ硬さ
- A83/s A72/s
引張り強さ MPa 20 16.2
伸び % 250 240
100%引っ張り応力 MPa 8 5
老化試験
200℃70hr.
硬さ変化 - +3 +1
引張り強さ変化率 % +12 -14
伸び変化率 % -22 -8
耐油試験
175℃x70hr.
ASTM No.1油      
硬さ変化 - -2 -3
引張り強さ変化率 % 5 -7
伸び変化率 % -16 +6
体積変化率 % 0 0
IRM 903油      
硬さ変化 - -4 -3
引張り強さ変化率 % -6 -11
伸び変化率 % -12 -2
体積変化率 % +3 +3
圧縮永久
歪み試験
175℃ 22hr. % 8 6
200℃ 70hr. % 18 15
TR試験 TR10 - -18
TR30 - -14
TR50 - -12
TR70 - -7
流体の種類 NEXUS
EC
FKM-70
潤滑油
シリコーングリース
作動油
軽油・ガソリン
クーラント液
水系切削油
熱水・スチーム × ×
有機酸類 × ×
無機酸類
(硝酸×)

(硝酸×)
無機アルカリ類
酸化剤
脂肪族炭化水素
芳香族炭化水素
含ハロゲン炭化水素
メチルアルコール × ×
エチルアルコール
エーテル類 × ×
エステル類 × ×
ケトン類 × ×
アルデヒド類 × ×
アミン類 × ×
N2O2Heガス
耐真空性
食品衛生法適合 -

※備考  ◎:使用可  ○:影響あるが使用可  △:やむを得ない場合以外使用可 ×:使用不可
参考としてご検討願いします。使用環境、温度等によっては評価が変わる可能性があります。
実際にご確認を行った後にご使用の程お願いします。

作成可能寸法

Oリング:JIS B2401-1 P、G、V 、JASO F404、AS568、AN6227、AN6230、S番、森清規格、その他
※品番によっては金型製作の関係上、納期がかかる場合があります。 その他形状につきましては当社代理店へご相談ください。

  • 記載したデータは実測値の一例であり、規格値ではありません。
  • 性能向上、仕様変更のため、断り無く変更する場合があります。
  • ご使用の際には、必ず貴社にて事前にテストを行い、使用可否の判断をお願いいたします。
  • 製品の追跡調査は、最小包装単位ごとに同封されているラベルに記載されているロット番号によって行います。 ご使用時は、必ずロット番号を控えていただきますようお願い申し上げます。

NEXUS-FV

特徴

優れた低温性を有する。約-65度まで使用可能。
耐油性、耐アルコール性に優れる。
NEXUS-FVは、NEXUSシリーズ中で最も優れた低温性を有します。約-65℃から約200℃までご使用いただけます。低温弾性回復試験(TR試験)の測定結果を下表に示します。

NEXUS-FVの低温性 TR試験

NEXUS-FVの低温性 TR試験
JIS K 6261 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの低温試験方法(低温弾性回復試験)

ゴム試験片を伸張後に低温で硬化させ、温度上昇によるゴム弾性の回復による収縮(復元性)の測定を行う。

NEXUS-FVの耐薬品性(常温×900時間)

NEXUS-FVの耐薬品性(常温×900時間)

物性・材料特性

一覧を見る

試験項目 単位 NEXUS
FV
FKM-70
  推奨使用温度 200~-65℃ 220~-15℃
常態 タイプA
デュロメータ硬さ
- A60/s A72/s
引張り強さ MPa 9.51 16.2
伸び % 360 240
100%引っ張り応力 MPa 2.27 5.03
老化試験
200℃70hr.
硬さ変化 - +3 +1
引張り強さ変化率 % -14 -14
伸び変化率 % -8 -8
耐油試験
175℃x70hr.
ASTM No.1油      
硬さ変化 - 0 -3
引張り強さ変化率 % +5 -7
伸び変化率 % -1 +6
体積変化率 % +1 0
IRM 903油      
硬さ変化 - -4 -3
引張り強さ変化率 % +5 -11
伸び変化率 % -8 -2
体積変化率 % +2 +3
圧縮永久
歪み試験
175℃ 22hr. % 7 6
200℃ 70hr. % 17 15
TR試験 TR10 -65 -18
TR30 -57 -14
TR50 -51 -12
TR70 -41 -7
流体の種類 NEXUS
FV
FKM-70
潤滑油
シリコーングリース ×
作動油
軽油・ガソリン
クーラント液
水系切削油
熱水・スチーム ×
有機酸類 ×
無機酸類 × △(硝酸×)
無機アルカリ類
酸化剤
脂肪族炭化水素
芳香族炭化水素
含ハロゲン炭化水素
メチルアルコール ×
エチルアルコール
エーテル類 × ×
エステル類 × ×
ケトン類 × ×
アルデヒド類 × ×
アミン類 × ×
N2O2Heガス
耐真空性
食品衛生法適合 -

※備考  ◎:使用可  ○:影響あるが使用可  △:やむを得ない場合以外使用可 ×:使用不可
参考としてご検討願いします。使用環境、温度等によっては評価が変わる可能性があります。
実際にご確認を行った後に、ご使用のほどお願いします。

作成可能寸法

Oリング:JIS B2401-1 P、G、V 、JASO F404、AS568、AN6227、AN6230、S番、森清規格、その他
品番によっては金型製作の関係上、納期がかかる場合があります。
その他形状につきましては当社代理店へご相談ください。

  • 記載したデータは実測値の一例であり、規格値ではありません。
  • 性能向上、仕様変更のため、断り無く変更する場合があります。
  • ご使用の際には、必ず貴社にて事前にテストを行い、使用可否の判断をお願いいたします。
  • 製品の追跡調査は、最小包装単位ごとに同封されているラベルに記載されているロット番号によって行います。ご使用時は必ずロット番号を控えていただきますようお願い申し上げます。

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