オゾンクラック
オゾンクラック
ゴムや一部のプラスチックなどのポリマー材料がオゾンや紫外線のような酸化力の強い気体にさらされることにより、ゴムポリマー鎖の切断と架橋が進み、劣化(低分子化による強度の低下と硬化による柔軟性の低下)し、ひび割れが生じる現象を指します。なお、オゾンは大気中に存在する酸素分子(O2)が紫外線の影響を受けて生成されるもので、一般的にオゾン層と呼ばれる地球の高層大気中に存在しています。
たとえば、タイヤやフューエルライン、ゴムシール(ガスケットやOリングなど)といった、引張応力のかかった製品でオゾンクラックが発生します。
オゾンクラックを防ぐためには、オゾンから製品を保護する必要があります。たとえば、保管時には屋内でカバーなどで保護してオゾンに晒されないようにしたり、。
また、ニトリルゴム(NBR)やスチレンゴム(SBR)などのジエン系ゴムは、オゾンクラックが発生しやすいため、屋外など外気に触れる環境でのご使用は避けることをおすすめします。
Oリング製品情報 Product
Oリングを選定する際は使用する環境によって材質を、使用するミゾの寸法によってサイズを選定し、
材質とサイズ両方をお選びいただいたものが製品名になります。