固定方法
固定方法
Oリングの組み込み方法として、一般的に運動用・円筒面固定用・平面固定用の3種類の固定方法があります。
運動用とは、Oリングを軸方向に圧縮して組み込む方法です。この方法は、Oリングが軸方向に圧縮されるため、密封性能が高くなります。接合部の密封性を保ちながらも機器や機械の正常な運転をサポートするために使用されます。また、Oリングが軸方向に圧縮されることで、Oリングが変形しやすく、取り付けや取り外しが容易になります。
運動用は、Oリングを組み込む方法の中で最も一般的で、多くの場合、この方法が使用されます。
円筒面固定用とは、Oリングを円筒面の溝に組み込む方法です。この方法は、Oリングを軸方向に圧縮する運動用とは異なり、Oリングを円筒面の溝に押し込むことで、Oリングが溝に固定されるように組み込まれています。
運動用に比べると、密封性能が低くなりますが、取り付けや取り外しが容易になります。また、Oリングが軸方向に圧縮されないため、Oリングの寿命が長くなります。
円筒面固定用はOリングを動かさない場所に使用されることが多く、たとえば、ポンプやバルブなどの流体機器に使用されます。
平面固定用とは、Oリングを平らな面の溝に組み込む方法です。この方法は、Oリングを円筒面の溝に組み込む円筒面固定用とは異なり、Oリングを平らな面の溝に押し込むことで、Oリングが溝に固定されるように組み込まれています。
平面固定用は、円筒面固定用よりも密封性能が低くなりますが、取り付けや取り外しが最も容易になります。また、Oリングが軸方向に圧縮されないため、Oリングの寿命が長くなります。
平面固定用も、Oリングを動かさない場所に使用されることが多く、円筒面固定用と同様、ポンプやバルブなどの流体機器に使用されます。また、Oリングを動かす場所に使用される場合でも、Oリングの密封性能が低くても問題ない場所に使用されます。
Oリング製品情報 Product
Oリングを選定する際は使用する環境によって材質を、使用するミゾの寸法によってサイズを選定し、
材質とサイズ両方をお選びいただいたものが製品名になります。