NEXUS-217

特徴

NEXUS-217は、NBR-70-1(1種A)、FKM-70(4種D)に比べて耐油性に優れております。右グラフにて各種燃料油での浸漬試験後の体積変化率を示します。特に、燃料油E（トルエン100％）、アルコール含有燃料油で他材質に比べて非常に優秀な値を示しております。

耐燃料油性体積変化率（試験条件：常温　250hr.）

硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸での使用時では、FKM-70は表面から軟化劣化しますが、NEXUS-217では劣化が見られません。
右グラフにて浸漬試験後の硬度変化を示します。

耐無機酸性硬さ変化（試験条件：常温　500時間）

FKM-70やEPDMでは高温の熱水環境下では体積変化率が大きく、時間が経つにしたがって増加します。NEXUS-217は体積変化率が少なく、長期間安定して使用可能です。

流体中にアミン系化合物が含まれる場合、NEXUS-217は適しません。ご注意下さい。

耐熱水性体積変化率（試験条件：蒸留水　150℃）

試験項目		単位	NEXUS-217	JIS B2401-1 FKM-70
推奨使用温度		℃	200～-10℃	220～-15℃
常態試験	タイプAデュロメータ硬さ	ー	A72/S	A73/S
	引張り強さ	MPa	20.9	14.4
	伸び	％	240	229
	100％引張り応力	MPa	6.57	5.55
老化試験 200℃x72hr.	硬さ変化	ー	0	-1
	引張り強さ変化率	％	+11	+2
	伸び変化率	％	0	+1
耐油試験 175℃x72hr.	ASTM No.1油
	硬さ変化	ー	-1	-3
	引張り強さ変化率	％	-3	-7
	伸び変化率	％	-13	+6
	体積変化率	％	0	0
	IRM 903 油
	硬さ変化	ー	-2	-3
	引張り強さ変化率	％	-16	-11
	伸び変化率	％	-17	-2
	体積変化率	％	+2	+3
圧縮永久歪み試験	175℃ 22hr.	％	7	6
圧縮永久歪み試験	200℃ 72hr.	％	13	12

※備考　◎：使用可　○：影響あるが使用可　△：やむを得ない場合以外使用不可　×：使用不可
参考として御検討お願いします。使用環境、温度等によっては評価が変わる可能性があります。実際にご確認を行った後に御使用の程お願いします。

Oリング：JIS B2401-1 P、G、V、JASO F404、AS568、AN6227、AN6230、S、モリセイ規格、その他
品番によっては金型製作の関係上、納期がかかる場合があります。
その他形状につきましては弊社代理店へご相談ください。
各種製品についての詳細はカタログをご参照ください。